「ひととき」PV制作

「ひととき」PV制作
(永田希『サイコパスの読書術 暗闇で本を読む方法』テーマ曲)

「ひととき」
pomi feat.gumi
音楽|ぽみ
Violin|うさこ
映像|佐々木友輔
イラスト・文字|ゆずさ

『サイコパスの読書術 暗闇で本を読む方法』
永田希 著
時間銀行書店
新書判・171ページ
デザイン|黒木契吾
https://n11.stores.jp/

2017年11月23日の文学フリマで販売した1冊。

積ん読論、再中世化論、非人間論の3部構成。それぞれ読書論、社会論、物語論、と呼ぶこともできる。〈積ん読論〉ではバイヤール『読んでいない本について堂々と語る方法』からジッド『贋金づくり(贋金つかい)』、ナンシー『思考の取引』、アドラー『本を読む本』、ショーペンハウアー『読書について』を取り上げ、〈再中世化論〉では田中明彦『新しい中世』、高原英理『ゴシックハート』、リッツァ『マクドナルド化する社会』、渡辺拓哉による再魔術化についての論考を参照。〈非人間論〉は千葉雅也『動きすぎてはいけない』と東浩紀『ゲンロン0』、円城塔+伊藤計劃『屍者の帝国』と、その元ネタのムーア『リーグオブエクストラオーディナリージェントルメン』を論じている。

積ん読も読書もない、では何があるのか。
再中世化などない、では何があるのか。
人間も非人間もない、では何があるのか。

「何がどうなってるのか」に関心のある人に。

仮留めの地(ニュー・フラット・フィールド)

美術展「ニュー・フラット・フィールド」
会期|2017年11月11日(土)〜11月12日(日)
会場|デジタルハリウッド大学八王子制作スタジオ(旧三本松小学校)
開場時間|11:30 – 19:00
入場料|無料
主催|NEWTOWN制作委員会(CINRA.NET、PONY CANYON、DUM DUM)
展覧会ディレクション|石井友人、中島晴矢、原田裕規
「虹の彼方」企画構成|石井友人
「仮留めの地」企画構成|佐々木友輔
「愛憎の風景」企画構成|中島晴矢・原田裕規
会場構成協力|佐藤研吾、帆苅祥太郎
展覧会グラフィック|仲村健太郎
参加作家・登壇者|石井友人、地理人(今和泉隆行)、関優花、かつしかけいた、Candy Factory Projects、小林健太、小林のりお、佐々木友輔、佐藤研吾、篠原雅武、筒井宏樹、中島晴矢、原田裕規、門眞妙、山根秀信

トーク・イベント|

「風景のメディウム──キャラクターから何が見えるか」
日時|11月12日(日)12:00–14:00
会場|デジタルハリウッド大学八王子制作スタジオ2階展示室
登壇者|筒井宏樹、門眞妙、佐々木友輔

「ニュー・フラット・フィールドとその作品について」
登壇者|石井友人、小林のりお、佐々木友輔、中島晴矢、原田裕規、他
日時|11月12日(日)16:00-18:00
場所|デジタルハリウッド大学2F Project room A

『ニュー・フラット・フィールド』は、ニュータウンを舞台にした、アーティストたちによる企画展です。会場は多摩ニュータウンにある旧三本松小学校の校舎で、会期中に複数の企画展示やトークイベントが予定されています。

なぜこの場所で展覧会が開かれることになったのでしょう?──その理由は、今から約25年前、本展ディレクターのひとりである石井友人がこの学校に生徒として通っていた事実にまで遡ります。「ニュータウン」と一口に言ってみたところで、実際には一概に語ることが難しいニュータウンにおける多様な生に寄り添うために、ニュータウン「について」語るのではなく、ニュータウン「から」語ることを目指し、本展は企画されました。
本展の企図は、ニュータウンについて「語り尽くす」ことではなく、ニュータウンについて当事者の立場から「語り損なう」ことにあります。

なぜなら、ニュータウンには多様な生の様態があり、そこから生まれる表現もまた多様であるため、それらを一度に語り尽くすことは到底できないからです。そのため、本展を通してニュータウンの「語り損ない」が生み出され、それを「語り直す」ために今後も展覧会が必要とされ、全国各地に拡張したニュータウンのように『ニュー・フラット・フィールド』が拡張していくことを目指します。

展覧会ディレクションは石井友人・中島晴矢・原田裕規が担当。参加作家・登壇者には、石井友人、地理人(今和泉隆行)、関優花、かつしかけいた、Candy Factory Projects、小林健太、小林のりお、佐々木友輔、佐藤研吾、篠原雅武、筒井宏樹、中島晴矢、原田裕規、門眞妙、山根秀信の15組が名を連ねます。

いま・ここにニュータウン「から」生まれる多様な表現を、そしてその「語り損ない」を、ぜひ目撃しに来てください。

「仮留めの地」
無数の郊外論や風景論が世に出回っているにも関わらず、わたしたちはいまだ依って立つ場所を適切に見たり触れたりできていない。そう思い知らされるのは、例えば「ここは何もないところだから」とか「風景は撮り尽くされてしまった」といった言葉を──NGワードに登録していたはずなのに──咄嗟に口に出してしまうときです。慣れ親しんだ街の途方もない捉え難さから出発して、土地の時間的・空間的なスケール、人間のスケール、制作のスケールがかろうじて重なり合う地点を見極め、仮留めすること。本展は、場所の記述方法の模索を続ける作家三名による現状報告です。

企画構成|佐々木友輔
参加作家|今和泉隆行(地理人)、佐々木友輔、門眞妙

TRAILer 佐々木友輔作品上映 @BARRAK

日時:2017年9月16日(土)18:00-
場所:BARRAK(沖縄県那覇市大道35-5)
上映作品:『TRAILer』(2016年)、『新景カサネガフチ』(2010年)
※上映終了後、佐々木友輔×土屋誠一・トーク
料金 500円
問い合わせ 070-5555-0142 tsuchiya(a)okigei.ac.jp

上映作品|

『TRAILer』
デジタル/50分/2016年
制作|佐々木友輔、朗読|カニエ・ナハ、朗読脚本|土屋誠一、音楽|田中文久
内容:1945年の春。米軍が読谷村・渡具知から沖縄本島に上陸し、同年6月に摩文仁の丘で日本軍の組織的抵抗が終了した。2015年の冬。私は渡具知ビーチと沖縄平和祈念公園を検索し、GoogleMapだけを頼りに、2点を結ぶ撮影の旅に出た──。初めて訪れた土地のイメージと、その土地に抱いてきたイメージの距離を探る〈場所映画〉の最新作。


『新景カサネガフチ』
デジタル/69分/2010年
制作|佐々木友輔、朗読|菊地裕貴、出演|石塚つばさ、音楽|田中文久
2011年、関東鉄道常総線に新しい駅ができて、その土地の名前も「ゆめみ野」に変わった。街のめまぐるしい変化に寄り添って暮らしてきた一組の夫婦は、ある出来事をきっかけにして、街の歴史と夫婦の時間を、交差させ、かさね合わせるようにしながら追憶していく。そこに浮かび上がってくるのは、いつか夢に見た景色――累ヶ淵。『夢ばかり、眠りはない』に続く〈風景映画〉。

DJまほうつかい(西島大介)とインディSF映画の胎動〜『異類婚のエスノグラフィー』上映会〜

第56回日本SF大会「ドンブラコンLL」一般公開プログラム
日時|8月26日(土)15:00-16:30
会場|静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」2階 映像ホール
http://www.donbura.com/sf56/ja/program/open/sf56_5020.html

出演者|
西島大介(マンガ家・DJまほうつかい・ひめとまほう)
ワタナベカズキ(映画監督)
佐々木友輔(映画監督・脚本家)

SF作家でありマンガ家の西島大介が音楽家「DJまほうつかい」名義で映画音楽と主題歌を担当した映画作品2作品を上映。映像制作集団「Shifter」より『異類婚のエスノグラフィー』ワタナベカズキ(監督)と佐々木友輔(脚本・批評家)を迎え、SF表現についてのトークも行う。同時上映は『レイニー&アイロニーの少女コレクション』。

にんげん研究大発表会2017 2ndセッション「メディア/市民/制度」

にんげん研究大発表会2017
日時|8月5日(土)13:00〜22:00、8月6日(日)10:00~18:00
参加費|1日1,500円(二日間通しは2,000円)※学生・町内の方は無料
定員|20名(要予約/定員に達していない場合は当日受付可)
会場|たみ(鳥取県東伯郡湯梨浜町中興寺340-1)
JR山陰本線「松崎駅」から徒歩2分
※無料駐車場があります。会場周辺には、「たみ」の他にも宿泊施設があります。

申込み・問合せ(担当:ジャタニ):
ningenkenkyuukai*gmail.com←*を@に変換してください。
0858-41-2026(たみ兼用)

2ndセッション「メディア/市民/制度」(8月5日15:45-)
一人一人のにんげんが、演劇・映像・場所などのメディアを通じた社会との関わりや、制度について考える。
登壇者:五島朋子、佐々木友輔、蛇谷りえ

http://ningenkenkyuukai.hatenablog.com/entry/2017/07/14/010150

人間から遠く離れて──ザック・スナイダーと21世紀映画の旅

著者|佐々木友輔、noirse
発行日|2017年8月1日
造本|小田原のどか
発行|トポフィル
判型|四六判、ハードカバー(384頁)
定価|2,300円+税

 

目次

はじめに──旅の手引き(noirse)

 第Ⅰ部 ザック・スナイダー論

  1 聖なる映画作家
スーパーマン の実在を信じる男(佐々木友輔)
デジタル時代のジャンヌ・ダルク――スーパーマン を巡る映画史(noirse)

  2 機械仕掛けの生
速度の映画について──マン・オブ・スティールに触れる(佐々木友輔)
ゲームの国のアリス――ゲーム映画試論、または『エンジェル ウォーズ』論(noirse)

  3 ザック・スナイダー作品解説
人間、ザック・スナイダー(佐々木友輔)
スローモーション・オブ・ザ・デッド──『ドーン・オブ・ザ・デッド』(noirse)
筋肉はサヴァイブする──『300〈スリーハンドレッド〉』(noirse)
発光体について──『ウォッチメン』(noirse)
フォースは砂嚢に宿る──『ガフールの伝説』(佐々木友輔)
千の顔を持つ英雄──『エンジェル ウォーズ』(佐々木友輔)
否認する男たち──『マン・オブ・スティール』(noirse)
アルテミシアの光と影──『300〈スリーハンドレッド〉~帝国の進撃~』(佐々木友輔)
ニューメディア・リアリズムの誕生──『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(佐々木友輔)

第Ⅱ部 二一世紀ハリウッド映画論

  4 異世界旅行の先導者たち
復路の旅──現代映画のための物語(佐々木友輔)
ポリフォニック・シネマの方へ(noirse)

終わりに──マルチブートの生存学(佐々木友輔)

カテゴリー: text

八王子Short Film映画祭セレクション上映(異類婚のエスノグラフィー)

八王子Short Film映画祭セレクション上映

日時|2017年4月2日(日)
会場|ニュー八王子シネマ シネマ3(東京都八王子市横山町13-4 3F)
料金|1日パス1,500円(午前上映イベント&第1部・第2部通し)
第1部のみ、第2部のみは各1,000円 ※それぞれ当日券のみとなります。
http://hachioji-cinema.com/?p=82

第1部
開場|13:30、開演|14:00
『テイク8』『ファーザー×ファーザー』『エンドロールを撮りに』『結婚騒選挙』『異類婚のエスノグラフィー』

第2部
開場|16:30、開演:17:00
『悪しき客人』『Kinky Love』『不旋律のソナタ』『だんらん』『I’m your daughter.』

生きるためのダンス

振付・ダンス|ハラサオリ
撮影・編集|佐々木友輔
音楽|田中文久
歌|角銅真実
企画|後藤怜亜
http://www.nhk.or.jp/heart-net/mukiau/

NHK×JR東日本生きる支援キャンペーン「生きる支援トレイン」
日時|2017年3月16日(木)-31日(金)
放映車両|京浜東北・根岸線、上野東京ライン・湘南新宿ライン

生きるためのテレビ「あした、会社に行きたくない ―“働く自分”と折り合う―」
NHK Eテレ
放送日|2017年3月29日(水)、4月5日(水)
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/program/index.html?id=201703292000

比嘉賢多×原將人×MAORI トーク採録「撮るものと撮られるもののライン」

比嘉賢多×原將人×MAORI トーク採録「撮るものと撮られるもののライン」
企画名|風景/映画再考VOL.2「不可視のラインをめぐって」
日時|2016年10月16日(日)
上映作品|『沖縄/大和』『大魂込み』
ゲスト|比嘉賢多、原將人、MAORI
企画・進行|佐々木友輔

http://qspds996.com/landscapefilm/?p=50

カテゴリー: text

shifter uprising

日時|2017年2月11日(土)、2月12日(日)14:00-
会場|VANDALISM
料金|前売 ¥1,500、当日 ¥1,800
予約・問い合わせ|miyokawatachi(at)yahoo.co.jp 
ウェブ|http://elegirl.net/shifter/

ゲスト
11日(土):中田クルミ(女優・モデル)、DJまほうつかい(西島大介)(音楽家・漫画家)
12日(日):渡邉大輔(映画研究者・批評家)

上映作品
『PARENTAL ADVISORY EXPLICIT COMMUNICATION』(3分、2015年)
『チェーンブレイカー』(30分、2015年)
「udocorg 監督作品」(10分以内の短編の上映を予定)
『And the Hollow Ship Sails On (flicker)』(10分、2016年)
『レイニー&アイロニーの少女コレクション』(18分、2015年)
『異類婚のエスノグラフィー』(17分、2016年)

佐々木友輔 新作上映『TRAILer』

日時|2016年12月11日(日)
16:00『手紙』、18:00『TRAILer』(各回入替制)
料金|一般700円、イメージフォーラム会員500円、2回券1000円
会場|イメージフォーラム・シネマテーク
トークゲスト|カニエ・ナハ(詩人)、土屋誠一(美術批評家)

映画制作を通じて人間の生きる場所と風景の問題に取り組む映像作家・佐々木友輔による新作上映。沖縄を舞台として、映像とテキスト、声と音楽が多層的な場所のイメージを形成する。
上映後は、朗読を担当した詩人のカニエ・ナハ氏、朗読脚本を執筆した美術批評家の土屋誠一氏をゲストに迎えてのトークイベントを開催。また、佐々木が高校2年時に制作したデビュー作『手紙』の特別上映もおこないます。

カニエ・ナハ
1980年神奈川県生まれ。詩人。2010年「ユリイカの新人」としてデビュー。2015年エルスール財団新人賞〈現代詩部門〉。2016年、詩集『用意された食卓』(私家版、2015年/青土社、2016年)で第21回中原中也賞。新作詩集は『馬引く男』(私家版、2016年)。装幀家として詩集の装幀も手掛けている。装幀/デザインの近作に萩野なつみ『遠葬』(思潮社、2016年)、永方佑樹『√3』(思潮社、2016年)など。

土屋誠一
1975年、神奈川県生まれ。美術批評家、沖縄県立芸術大学准教授。著書(共著)に『実験場 1950s』(東京国立近代美術館、2012年)、『現代アートの巨匠』(美術出版社、2013年)、『拡張する戦後美術』(小学館、2015年)など。


『TRAILer』50分、ビデオ、2016年
朗読|カニエ・ナハ、朗読脚本|土屋誠一、音楽|田中文久
1945年の春。米軍が読谷村・渡具知から沖縄本島に上陸し、同年6月に摩文仁の丘で日本軍の組織的抵抗が終了した。2015年の冬。私は渡具知ビーチと沖縄平和祈念公園を検索し、Google Mapだけを頼りに、2点を結ぶ撮影の旅に出た──。初めて訪れた土地のイメージと、その土地に抱いてきたイメージの距離を探る〈場所映画〉の最新作。


『手紙』72分、ビデオ、2002年
制作|佐々木友輔、音楽|稲垣雅俊
ほぼ全編を携帯電話のメール送受信のみで構成した佐々木友輔の長編デビュー作。書いては消しを繰り返し、届かなかった言葉と届いた言葉、相手からの返信を待ち焦がれる指先だけで描く「人間ドラマ」。イメージフォーラム・フェスティバル2003一般公募部門受賞。

『異類婚のエスノグラフィー』上映(八王子Short Film映画祭)

第4回八王子Short Film映画祭
日時|12月4日(土)
会場|八王子日本閣-noce ange-
入場料|無料
映画祭ウェブサイト|http://8oj.jimdo.com

『異類婚のエスノグラフィー』
HD、17分、2016
監督|ワタナベカズキ/脚本:佐々木友輔/撮影監督:udocorg
音楽|DJまほうつかい/主題歌「Catacombe」ひめとまほう
出演|中田クルミ、伊神忠聡、花井力、角田文、松本高士、児玉磨利、上村正子

2061年、長きにわたる戦争で疲弊しきった日本。民族誌学を専攻する大学生・文夫(ふみお)は、偶然知り合った老女・得子(なりこ)に聞き取り調査を依頼した。その目的は、誰も知らない「ファーストコンタクト」を世界に知らしめ、種族間の宿命的な対立の歴史を書き換えること。文夫の熱意を受け取った得子はぽつりぽつりと語り始める。2016年、彼女が恋人と過ごした束の間の幸福な日々のことを……。
若き日の得子役で主演を務めるのはモデル、DJとしても活躍中の中田クルミ。老女の得子役にはさいたまゴールド・シアターの上村正子。音楽を手掛けるのは、西島大介の音楽プロジェクト・DJまほうつかい。主題歌には地下アイドルで文筆家の姫乃たまとDJまほうつかいの音楽ユニットひめとまほう。漫画家、映画、ファッション、アートと領域を横断したコラボレーションによって紡がれた、未来と過去とが折り重なるSF映像詩。

スタッフ
撮影助手|山崎玲、照明|山口峰寛、録音|千阪拓也
方言指導|豊永純子、スタイリスト|miyabi
メイク|牧野結莉亜、難波みゆき
特殊メイク|市川あさみ、小金澤千秋、福英美、宮田愛
CG|CO2、編集|渡辺一樹|整音、ミヤジマジュン
サウンドエフェクト|田中文久
音楽:DJまほうつかい、トラックメイク|石塚周太
制作|寺嶋夏生
製作|shifter

主題歌|「Catacombe」ひめとまほう
歌唱:姫乃たま、作詞&作曲|DJまほうつかい、編曲|石塚周太