「動画の時代」の「映画批評」はいかに可能か——「ポストメディウム的状況」を考える

『ビジュアル・コミュニケーション』(南雲堂)刊行記念トークイベント
佐々木友輔×三浦哲哉×渡邉大輔(司会進行|冨塚亮平)
日時|2015年11月17日(火)19:30-
場所|ジュンク堂池袋店

ここ最近、映画の世界は大きな変化を迎えている。誰でもスマホで「映画」っぽいものが作れ、ネット上にはVine動画やゲーム実況など、いままで見たこともないような新しい映像コンテンツが映画と肩を並べるようにして、活況を呈するようになりつつある。『映画とは何か』(筑摩書房)など、映画の現在について先鋭な批評活動を繰り広げる俊英・三浦哲哉氏をゲストに迎え、9月末刊行の評論集『ビジュアル・コ
ミュニケーション——動画時代の文化批評』(南雲堂)の内容を踏まえ、こうした「動画の時代」にかつての「映画批評」はどのように対応していくべきなのか。『ゼロ・グラビティ』『親密さ』『ルック・オブ・サイレンス』『THE COCKPIT』……などなど、数々の話題作を素材に、そして映画誕生120年の現在、あらためて「映画」と「映像」の関わりについて「映画批評」の観点から徹底的に語り合う。

佐々木友輔─ささき・ゆうすけ
1985年神戸生まれ。映像作家、企画者。近年の上映・展示に「反戦 来るべき戦争に抗うために」展、第7回恵比寿映像祭、編著に『土瀝青—場所が揺らす映画』(トポフィル)、論考に「二種類の幽霊、二種類の霊媒—揺動メディアとしての映画論」(『ART CRITIQUE n. 04』所収、BLUE ART)など。

三浦哲哉─みうら・てつや
1976年福島県郡山市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。現在、青山学院大学文学部准教授。博士(学術)。専門は映画批評・研究、表象文化論。福島県内外での映画上映プロジェクトImage.Fukushima代表。主な著書に『映画とは何か: フランス映画思想史』(筑摩書房)、『サスペンス映画史』(みすず書房)など。

渡邉大輔─わたなべ・だいすけ
1982年生まれ。映画史研究者・批評家。専攻は日本映画史・映像文化論・メディア論。現在、跡見学園女子大学文学部助教、日本大学芸術学部非常勤講師。著作に『イメージの進行形』(人文書院)、共著に『日本映画史叢書15 日本映画の誕生』(森話社)『見えない殺人カード』(講談社文庫)『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社)『ソーシャル・ドキュメンタリー』(フィルムアート社)『アジア映画で〈世
界〉を見る』(作品社)など多数。近刊共著に『日本映画の国際進出』(仮題、森話社)。